ケアマネージャーには上位資格が存在しています。それが、主任介護支援専門員という資格です。この資格は、ケアマネージャーになってからでないと取得することができません。原則として、ケアマネージャーになってから現場で五年以上の実務経験を積まなければ取得ができませんので、純然たる上位資格に当たります。介護業界について詳しくない人はその存在すら知らないケースが多いのですが、現状においては介護士のキャリアアップの最終目標に定められることも多い有力資格です。

この資格があると、地域の介護を統括する立場に立つこともできます。他のケアマネージャーの教育や指導に当たることもできるので、一種の管理職的な働き方ができるようになります。また、民間の介護事業所だけではなく、公的機関での仕事もしやすくなります。地域包括支援センターには一定数の主任介護支援専門員を置くことが法律で義務付けられていますので、そうした場所に就職をして、公務員として働くことも不可能ではありません。

公的施設での仕事はやりがいに満ちていて、しかも年収も通常の介護士よりかは高くなるのが普通です。身分や生活が安定するという意味においてもメリットがあり、ケアマネージャーになった人は次にこの資格を目指すことになるのが一般的です。◎-◎参考URL◎-◎http://caremanager-salaryup.com◎-◎

似たような資格に認定ケアマネージャーというものがありますが、これは民間の認定資格であって、公的なものではありません。しかし、こちらもケアマネージャーであることが条件になっているので、上位資格だと見ることができます。